KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立された、ネット銀行のじぶん銀行。
そんなじぶん銀行から、じぶん銀行スマホデビットというサービスがリリースされました。
この記事では、じぶん銀行スマホデビットについてや、au WALLET プリペイドカードとの違いについても紹介しています。
じぶん銀行スマホデビット | 詳細 |
年会費 | 無料 |
審査 | なし |
ポイント還元率 | 抽選で現金キャッシュバックが当たる |
海外事務手数料 | 4.6% |
家族カード | なし |
ETCカード | なし |
利用限度額 | 自由に設定可能 |
利用できる場所 | QUICPay+加盟店 国内外のJCB加盟店※ネット決済のみ |
じぶん銀行スマホデビットとは?
じぶん銀行スマホデビットとは、従来のようなプラスチックのカードは発行せずに、スマホだけでデビットカードが利用できるサービスです。
じぶん銀行スマホデビットでは、2種類のデビットサービスが利用できます。
一つ目は、非対面決済(インターネット決済等)のみに利用できるネット専用のデビットカード。
2つ目は、おサイフケータイ対応機種のみで利用できる、スマートフォンによる対面決済サービス(QUICPay+での決済)です。
【じぶん銀行】ネット決済専用のデビットカード
通常のデビットカードでは、まずはプラスチックのカードが発行されます。
このプラスチックのカードは、現実のお店でも使えますし、カード番号を入力すればネット通販で買い物することも可能です。
じぶん銀行では、このプラスチックのカードは発行せずに、ネット通販などで買い物できるようにカード番号のみを発行します。
つまり、現実のお店では買い物することはできないけれど、ネット決済については通常のデビットカードと同じく利用できるということです。
【じぶん銀行】おサイフケータイ対応機種で利用できる「QUICPay+」
ネット決済専用のデビットカードでは、現実のお店では買い物することができません。
そこで、じぶん銀行は「QUICPay+」の加盟店で利用できる、バーチャルカードを発行できるようにします。
このサービスは、Androidのおサイフケータイ対応機種のみで利用できます。
つまり、おサイフケータイに対応していないAndroidやiPhoneでは使えません。
QUICPayとQUICPay+の違い
通常の「QUICPay」はクレジットカード専用のサービスで、デビットカードやプリペイドカードでも使えるのが「QUICPay+」というサービス。
QUICPayからQUICPay+にバージョンアップして変わったのは、①デビットカードやプリペイドカードでも使えるようになった②利用限度額が上がったことの2つ。
QUICPay(クイックペイ) | QUICPay+(クイックペイプラス) | |
使えるお店 | QUICPay加盟店/QUICPay+加盟店 | QUICPay+加盟店のみ※ |
種類 | クレジットカード/モバイル/キーホルダーなど | モバイル |
紐付けできるカード | クレジットカード | クレジットカード/デビットカード/プリペイドカード |
1回あたりの利用限度額 | 2万円まで | 2万円以上の利用も可能 |
※デビットカードやプリペイドカードの場合は、一部の加盟店では使えない点に注意してください。
デビットカードやプリペイドカードは、「QUICPay+」という規格だけに対応しているため、通常の「QUICPay」のみに対応している加盟店では利用できません。
例えば、ガソリンスタンドや一部のタクシー会社などは「QUICPay+」に対応していないため、デビットカードやプリペイドカードでは支払いができません。
「QUICPay+」が使えるか?については、QUICPayのホームページに使えるお店として掲載されているので、心配な方はそちらで確認できます。
【Apple Pay】じぶん銀行スマホデビットはiPhoneにも対応予定
iOSに対応していない、じぶん銀行スマホデビットのQUICPay+ですが、じぶん銀行サイドが意図的にiPhoneで使えない仕様にしているわけではありません。
じぶん銀行の担当者によると
iOS対応については、JCBさんがアップルと交渉している
つまり、Appleと条件面で折り合いがつけば、Apple Payでじぶん銀行スマホデビットが使えるようになるということです。
じぶん銀行スマホデビットのメリット・デメリット
申し込みから最短30秒で発行!
じぶん銀行スマホデビットは、プラスチックのカードを発行しないカードレスのサービス。
申し込みから最短30秒で、いますぐこの瞬間にデビットカードを発行することが可能です。
年会費は永年無料
じぶん銀行スマホデビットは年会費無料のサービス。
申し込んだけどやっぱり使わない...となってもお金を請求されることはありません。
安心してサービスを利用することができます。
審査なしで発行できる
じぶん銀行スマホデビットは、審査なしで発行できます(16歳以上なら、誰でも発行可能)
クレジットカードのような審査はなく、口座を開設できる=デビットカードが作れるということ。
これは、じぶん銀行のホームページにも明記されていることです。
じぶん銀行スマホデビットは、じぶん銀行の普通預金口座をお持ちの16歳以上の方であれば、どなたでもお申込み・ご利用が可能です。また、申込みが完了すれば即時発行されるので、発行後すぐにスマホデビットをつかったお買い物をお楽しみいただけます。
出典 : じぶん銀行スマホデビット
ポイント還元はないが・・・
じぶん銀行スマホデビットには、通常のデビットカードのようなポイント還元はありません。
ただし、一定の期間中に1万円以上利用した場合に限って、抽選で現金キャッシュバックが当たるチャンスはあります。
キャッシュバックプログラム
抽選の対象期間
- 毎月1~10日
- 毎月11~20日
- 毎月21日~末日
※毎月3回、下記の抽選に当たるチャンスがあります。
期間ごとの当選金額と当選人数
当選金額 | 当選人数 |
5万円 | 1名 |
5000円 | 10名 |
500円 | 100名 |
50円 | 1000名 |
5円 | 全員 |
【比較表あり】じぶん銀行スマホデビットとau WALLET プリペイドカードの違い
じぶん銀行といえば、au WALLET プリペイドカード※に直接チャージできる唯一の銀行です。
※auユーザーだけが発行できる、Mastercardカードブランドのプリペイドカード。
じぶん銀行の口座とau WALLET プリペイドカードを連携すると、オートチャージや出金サービスが利用できて便利になります。
このau WALLET プリペイドカードとじぶん銀行スマホデビットの違いをまとめると、以下のようになります。
じぶん銀行スマホデビット | au WALLET プリペイドカード | |
サービスを使える人 | じぶん銀行ユーザーのみ | auユーザーのみ |
支払いのタイミング | 即時支払い | 前払い(チャージが必要) |
支払い方法 | じぶん銀行の口座 | じぶん銀行/auかんたん決済/クレジットカード/ローソンect... |
審査 | なし | なし |
サービスが使えるお店 | ネット決済/QUICPay+加盟店 | 現実のお店(Mastercard加盟店)/ネット決済/QUICPay+加盟店 |
QUICPay+が使える端末 | Android(おサイフケータイ対応機種) | iPhone(Apple Pay対応機種) |
じぶん銀行スマホデビットを使うのがおすすめな人
ドコモ・ソフトバンク・格安SIMユーザー
じぶん銀行で口座開設していても、ドコモ・ソフトバンク・格安SIMユーザーは、au WALLET プリペイドカードを発行することはできません。
つまり、じぶん銀行スマホデビットとは、このようにau WALLET プリペイドカードを作れないユーザーのためのサービスだといえます。
おサイフケータイ対応端末ユーザー
au WALLET プリペイドカードでは、QUICPay+を使えるのはiPhoneユーザーのみです。
逆に、じぶん銀行スマホデビットは、おサイフケータイ対応機種のみでQUICPay+が使えます。
つまり、じぶん銀行スマホデビットとは、おサイフケータイ対応端末ユーザーのためのサービスだともいえるのです。