ゆうちょ銀行から、mijica(ミヂカ)というプリペイド機能付きのVisaデビットカードが発行されています。
公式サイトだけではわからない、このカードのメリット・デメリットについて紹介。
mijica(ミヂカ) | 詳細 |
年会費 | 無料 |
審査 | なし |
ポイント還元率 | 0.25% |
海外ATM手数料 / 海外事務手数料 | 54円 / 4.0% |
家族カード | なし |
ETCカード | なし |
利用限度額 | 自由に設定可能 |
利用できる場所 | 国内外のVisa加盟店 Visa・PLUSマークがある海外ATM |
mijica(ミヂカ)の使い方
世界中のVisa加盟店で使える
コンビニなどのリアルのお店や、Amazonや楽天市場などのネットショッピングでも、カードが使えるお店ならほぼ間違いなく使えます。
使い方も簡単で、16桁のクレジットカード番号を入力する欄に、そのまま16桁のカード番号を入力して決済するだけです。
mijica(ミヂカ)へのチャージ方法
mijica(ミヂカ)へのチャージは、主に以下の2つの方法があります。
ゆうちょ口座からmijicaにチャージ
ゆうちょ口座からmijicaに直接チャージすることが可能。
いつでも好きなタイミングでチャージできるのはもちろん、毎月指定した日に指定した金額をmijicaにチャージすることもできます。
全国のゆうちょATMで現金チャージ
全国のゆうちょATMで、現金チャージでmijica入金することも可能。
※1,000円単位で、9万9,000円までチャージできます。
ゆうちょATMの操作方法
- 「クレジットカード・プリペイドカード・簡易保険・生命保険」を選択
- 「プリペイドカード」を選択→「チャージ」を選択
- mijica暗証番号4桁と金額を入力
mijica(ミヂカ)から出金する際の手数料
mijicaにチャージしたが、やっぱり使わなかった...
このような場合は、mijica(ミヂカ)の残高からゆうちょATMで出金することができます。
ただし、出金する際には54円の手数料がかかるので注意してください。
mijica(ミヂカ)のプリペイド機能とVisaデビットカードの違い
mijica(ミヂカ)をVisaプリペイドカードとして使う
mijica(ミヂカ)は、Visaプリペイドカードとしてだけ使うこともできます。
プリペイドカードなので、mijicaにチャージした金額のみが決済に使えるという仕組みです。
プリペイドカードとして使う
- mijicaに1万円をチャージ
- mijicaで7,000円の商品を購入する
- 購入と同時に7,000円がmijicaの残高から引き落としされる
- さらに5,000円の商品を購入しようとする
- 残高は3,000円しかないため、5,000円の商品を購入することはできない
mijica(ミヂカ)をVisaデビットカードとして使う
15歳以上であれば、デビットチャージの利用設定をすることで、プリペイド機能付きのVisaデビットカードとしても使えます。
※15歳未満の場合は、Visaプリペイドカードとしてだけ使うことが可能です。
デビットカードなので、mijicaにチャージした金額で足りない分は、ゆうちょ銀行の口座から引き落としされます。
プリペイド機能付きのデビットカード
- mijicaに1万円をチャージ
- mijicaで7,000円の商品を購入する
- 購入と同時に7,000円がmijicaの残高から引き落としされる
- さらに5,000円の商品を購入する
- mijicaの残高から3,000円と、不足分の2,000円はゆうちょ銀行の口座から引き落としされる
mijicaにチャージせずに使う場合は、完全にVisaデビットカードとして使うことができます。
デビットカードとして使う
- mijicaで7,000円の商品を購入する
- 購入と同時に7,000円がゆうちょ銀行の口座から引き落としされる
【比較表】プリペイドカードとデビットカードの違い
mijica | プリペイドカード | デビットカード |
チャージ | 必要 | 不要 |
限度額 | チャージした金額 | 自由に設定可能 |
出金手数料 | 54円 | 無料~216円程度 |
利用できるATM | ゆうちょATMのみ | ゆうちょ/銀行/コンビニATMなど |
mijica(ゆうちょ銀行プリペイド機能付きVisaデビットカード)のメリット
審査なし&年会費は永年無料
mijica(ミヂカ)の年会費は永年無料です。
クレジットカードのような審査がないため、12歳以上なら誰でもカードが作れます。
ただし、Visaデビットカードとしても利用するためには、15歳以上である必要があります。
mijicaが作れる年齢
- 12歳未満→mijicaは作れない
- 12歳~14歳→Visaプリペイドカードとしてmijicaが使える
- 15歳以上→プリペイド機能付きVisaデビットカードとしてmijicaが使える
ポイント還元率は0.25%
mijica(ミヂカ)では、カード利用2,000円につき1ポイントの永久不滅ポイントがたまります。
たまった永久不滅ポイントは、100P=500円としてmijica残高に交換することができます。
つまり、mijicaを20万円利用することで、500円をmijica残高にチャージすることができるということ。
この0.25%というキャッシュバック率は、デビットカードの中でも低い部類にあたります。
例えば、楽天銀行デビットカードのポイント還元率は1.0%
100円ごとに1ポイントの楽天ポイントがたまり、1ポイントから使えるので、使い勝手はかなり良いです。
ゆうちょ銀行→楽天銀行への送金が手数料無料になるなど、ゆうちょ銀行ユーザーにもおすすめのデビットカードになります。
ファミマや西友などのポイント優遇店あり
通常、2,000円につき1ポイントたまる永久不滅ポイントが、ポイント優遇店では2~3ポイントたまります。
ポイント優遇店の例
- パルコ(※ポイント3倍)
- 西友(※以下ポイント2倍のお店)
- ファミリーマート
- ココカラファイン
- 三井アウトレットパーク/三井ショッピングパーク
- ヤマダ電機
ただし、もともとの還元率が0.25%と低いため、3倍になっても還元率は0.75%と微妙...
普通に、どこでも1.0%還元の楽天銀行デビットカードを使った方がお得です。
デビットカードNO.1の還元率
Visa payWaveに対応
mijica(ミヂカ)は、Visa payWave(ビザ ペイウェーブ)に対応。
東京オリンピックの開催を見据えて、Visa payWaveが使えるお店は爆発的に増えるといわれています。
※2018年秋からは全国のローソンでも使えるようになり、国内の加盟店が増えています!
Visa payWaveについて詳しく知る
mijicaユーザー間で送金できる「おくってmijica」
他のmijica会員へチャージ残高を送金できる、おくってmijicaが無料で利用できます。
※18歳未満の方からの送金はできません(受け取ることは可能)
mijica(ゆうちょ銀行プリペイド機能付きVisaデビットカード)のデメリット
キャッシュカードとデビットカードが一体型ではない
mijicaとゆうちょ銀行のキャッシュカードは一体型のカードではなく、2枚のカードを作る必要があります。
つまり、mijicaとゆうちょ銀行のキャッシュカードの2枚を別々に持たないといけないということ。
カード2枚を別々に持つとか、お財布がパンパンになります・・・
海外事務手数料が高すぎる
海外事務手数料とは、国外のVisa加盟店(海外通販サイトを含む)※で利用した際に発生する手数料のこと。
※例えば、アメリカのお店で買い物したときは、支払いは日本円ではなく米ドルですることになるので、日本円→米ドルに交換する為替手数料が発生します。
通常のVisaカードでは、1.6%~2.0%くらいが平均的な手数料となります。
mijicaの海外事務手数料は4.0%で、他のVisaカードと比べるとかなり割高な手数料を支払うことになるので注意してください。
ガソリンスタンドでは使えない
mijicaは、ガソリンスタンドの料金支払いには使えません。
これは、ゆうちょ銀行のホームページにも明記されていることです。
ガソリンスタンド等、一部の加盟店ではご利用いただけない場合があります。
出典 : mijicaはどこで使えますか?
ちなみに、全てのデビットカードがガソリンスタンドで使えないのではなく、ちゃんと使えるデビットカードもあるので安心してください。
ETCカードは発行できない
mijicaでは、ETCカードを作ることはできません。
というより、すべてのデビットカードにおいてETCカードを作ることができません。
おすすめのデビットカードはこちら