iPhoneにApple Pay(アップルペイ)があるように、Android(おサイフケータイ端末)にはGoogle Pay(グーグルペイ)があります。
この記事では、Google PayでクイックペイとiDを使う方法を紹介しています。
※一部のJCBデビットカードのみならず、VisaデビットカードでもGoogle Payを使う裏技も紹介しています。
Google Payのメリット・デメリット
Google Pay(グーグルペイ)に対応する電子マネー
まずは基本的なことを確認!
Google Payでは、6つの電子マネーに対応しています。
Apple Payが対応していない、nanaco/楽天Edy/WAONにまで対応しているのが良いですね。
Suica/nanaco/楽天Edy/WAONは、あらかじめ残高にチャージしておく必要がありますが...
これから紹介するクイックペイとiDは、チャージする手間がない(=口座残高から即時引き落としされる)ので、すごく便利な電子マネーです。
Google Payを使える機種はおサイフケータイ対応端末
Androidユーザー全員が使えるか?というと、そうではありません。
Google Payが使えるのは、Android5.0※以上のおサイフケータイ対応端末です。
※Android5.0は2014年にリリースされたバージョンなので、よほど古いスマホを使ってない限り大丈夫です。
自分が持っているスマホの裏側にFeliCaマークがあれば、そのスマホはおサイフケータイ対応端末で、GPayでクイックペイを使うことができます。
▼FeliCaマーク
デビットカード×クイックペイ(Google Pay)
クイックペイが使えるのはJCBデビットカード
Google Payにデビットカードを直接登録して、クイックペイが使えるのはJCBが発行しているデビットカードのみ。
JCBが発行しているデビットカードのみが対象であるので、JCBブランドでもJCBが発行していないカードではクイックペイが使えません。。
具体的には、(プリペイドカードを含めて)下記の7券種が使えません。
クイックペイが使えないカード
- イオン銀行JCBデビットカード
- セブン銀行デビットカード
- 楽天銀行JCBデビットカード
- アクアカード
- 旅プリカ
- 楽天銀行プリペイドカード
- おさいふPonta
▼イオン銀行JCBデビットカードの発行会社はイオン銀行なので...
▼「このカードは非接触型決済用として設定できません」というエラー表示が出る...
これに対して、JCBが発行している=クイックペイ(Google Pay)が使えるのは以下の28券種です。
クイックペイが使えるカード
都市銀行/ネット銀行など
- みずほJCBデビット
- 三菱UFJ-JCBデビット
- じぶん銀行スマホデビット
- ANA JCBプリペイドカード
- LINE Pay カード
地方銀行(東日本)
- 北洋JCBデビット
- Only Oneデビット(秋田銀行)
- 77JCBデビット(七十七銀行)
- 東邦Alwaysデビットカード
- ちばぎんスーパーカード<デビット>
- とちぎんJCBデビット(栃木銀行)
- じゅうろくJCBデビット(十六銀行)
- めいぎんJCBデビット(名古屋銀行)
- OKBデビット(大垣共立銀行)
- 82Debit(八十二銀行)
- ほくぎんJCBデビット(北陸銀行)
地方銀行(西日本)
- 京銀JCBデビット(京都銀行)
- 池田泉州デビット
- 紀陽JCBデビットカード
- ドリーミーデビットカード(中国銀行)
- HIROGIN Debit(広島銀行)
- ワイエムデビットJCBカード(山口銀行/もみじ銀行/北九州銀行)
- あわぎんJCBデビット(阿波銀行)
- ひめぎんJCBデビットカード(愛媛銀行)
- NCBデビット-JCB(西日本シティ銀行)
- Debit+(福岡銀行/親和銀行/熊本銀行)
- かぎんJCBデビット(鹿児島銀行)
- おきぎんJCBデビットカード(沖縄銀行)
イオン・セブン・楽天銀行デビットカードでクイックペイ(Google Pay)を使う方法
これら3つのカードは、Google Payにデビットカードを直接登録しても、クイックペイを使うことはできません。
ただし、ANA JCBプリペイドカードを経由することで、クイックペイ(Google Pay)を使うことはできます。
イメージとしては以下のような感じ。
銀行口座→JCBデビットカード→ANA JCBプリペイドカード→Google Pay→クイックペイで決済
Visaデビットカードでもクイックペイ(Google Pay)を使う方法
「なんだ、JCBデビットだけか...」と思った人も安心してください。
Visaデビットカード(Mastercardデビットカードを含む)の場合は、KyashというVisaプリペイドカードを経由することでクイックペイ(Google Pay)が使えます。
※Kyashは自動チャージに対応しているので、一度カードを紐付ければチャージをする必要がありません!
イメージとしては以下のような感じ。
銀行口座→Visaデビットカード→Kyash→Google Pay→クイックペイで決済
Kyashについて詳しくはこちら
ガソリンスタンドなどでは使えない
最後に注意点です!
デビットカードやプリペイドカードの場合は、一部の加盟店では使えないことを覚えておいてください。
デビットカードやプリペイドカードは、「QUICPay+」という規格だけに対応しているため、通常の「QUICPay」のみに対応している加盟店では利用できません。
例えば、ガソリンスタンドや一部のタクシー会社などは「QUICPay+」に対応していないため、デビットカードやプリペイドカードではクイックペイが利用できません。
以下のお店でもクイックペイで支払いたい場合は、クレジットカードを作るしか選択肢はありません。
▼デビットカードやプリペイドカードでは使えないお店
- エネオス、昭和シェル石油
- イズミヤ、ダイエー、阪急オアシス、松源、マルヨシセンター、ヤマイチ
- Dynamic Kitchen & Bar 響
- 朝日交通株式会社、さくらタクシー、昭和グループ、名古屋近鉄タクシー、明和グループ
- 古本市場
- ジョイナス ザ・ダイヤモンド、阪急百貨店、阪急メンズ大阪、阪急メンズ東京、阪急百貨店、MARUEI、LOFT
- 富士急ハイランド、イーフローラ、タイムズプレイス、ドンキホーテ
- アパホテル、アローズ、フレンズ、ダイヤクリーニング、広島シティカード、ペットワールドアミーゴ、ホームセンタータイム、ホームセンターMi.カーサ・モッズ ヘア
QUICPayとQUICPay+の違い
通常の「QUICPay」はクレジットカード専用のサービスで、デビットカードやプリペイドカードでも使えるのは「QUICPay+」というサービス。
QUICPayからQUICPay+にバージョンアップして変わったのは、①デビットカードやプリペイドカードでも使えるようになった②利用限度額が上がったことの2つ。
Google Pay | 通常のQUICPay | QUICPay+ |
使えるお店 | QUICPay加盟店 QUICPay+加盟店 | QUICPay+加盟店のみ |
種類 | クレジットカード モバイル キーホルダーなど | モバイル |
紐付けできるカード | クレジットカード | クレジットカード デビットカード プリペイドカード |
1回あたりの利用限度額 | 2万円まで | 3万円まで |
ガソリンスタンドでもQUICPayが使える!おすすめのクレジットカード
クレジットカードの場合は、QUICPayとQUICPay+の両方に対応しているため、ガソリンスタンドなどでも使えます。
おすすめのJCB発行のクレジットカードは、年会費無料&還元率1.2%のリクルートカード(JCB)
Suicaやnanacoへのチャージでもポイントがたまり、たまったポイントはPontaポイントに交換して、ローソン・ケンタッキー・昭和シェル石油などで使うことができます。
リクルートカード | |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.2% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング保険 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay |
公式サイト | リクルートカード(JCB) |
iD(Google Pay)が使えるのはSMBCデビットのみ
非常にややこしかったクイックペイに比べると、iD(Google Pay)の場合はシンプル。
Google Payに登録してiDを使えるのは、三井住友銀行から発行されているSMBCデビットのみ。