GMOあおぞらネット銀行のメリット・デメリット

GMOあおぞらネット銀行を実際に利用しているいちユーザーとして、メリット・デメリットをまとめました。
GMOあおぞらネット銀行 メリット・デメリットの一覧
- 年会費無料のVisaデビットカードが使える
- ATM手数料&振込手数料が最大15回まで無料
- GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座は神サービス
- 外貨普通預金の手数料&金利が圧倒的
- 証券コネクト口座(GMOあおぞらネット銀行×GMOクリック証券)
- GMOあおぞらネット銀行のデメリットは提携ATMの少なさ
GMOあおぞらネット銀行とは?
GMOあおぞらネット銀行とは、GMOグループ※とあおぞら銀行によるネット銀行のこと。
2018年7月に開業されて、テクノロジーを活かしたサービス展開がされています。
※GMOグループとは?
日本IT業界を代表するグループで、インターネットインフラ事業を中心に本社を含む9社が東証1部に上場。
GMOクリック証券や、年金やNHKなどの公共料金の決済処理サービスを提供するGMOペイメントゲートウェイが有名。
年会費無料のVisaデビットカードが使える
クレカと同じように使えるデビットカード
GMOあおぞらネット銀行では、クレジットカードと同じように使える「Visaデビットカード」を発行しています。
デビットカードにはクレジットカードのような審査がなく、GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは年会費無料のカード。
利用金額は銀行口座から即時引き落としされるため、現金感覚でカードを使うことができます。
実際に使っているユーザーがレビュー
デビットカードは高校生や大学生におすすめのカード
クレカを作れない高校生はもちろん、申し込み時には親の同意も必要ないので、大学生にもデビットカードはおすすめです。
※Visaデビットカードはキャッシュカードと一体型のため、口座開設時に特別な申し込みは必要ありません。
30歳未満の場合は無条件でATM出金が月5回&他行宛て振込手数料が月3回まで無料になるなど、学生さんや20代におすすめのネット銀行です。
口座開設時の書類についても紹介
ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードも発行予定
通常のデビットカードに加えて、ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカードの発行も予定されています。
このカードは、利用する際にパスコードの入力が必要になります。
パスコードを入力しない限り、デビットカードとしてもキャッシュカードとしても利用することはができません。
仕組みについて解説しています
ATM手数料&振込手数料が最大15回まで無料
条件なしで(=全員が)無料になる回数
GMOあおぞらネット銀行では、「カスタマーステージ」というランク制度によって、ATM手数料や他行振込手数料の無料回数が変化します。
その中でも、誰でも無条件に適用されるランク「1テックま君」では、の以下の取引が手数料無料です。
※預金残高○万円以上などの条件は一切ありません。
▼1テックま君での無料回数
- ATM入金(預け入れ)→何回でも無料
- ATM出金→月2回まで無料
- 同行(GMOあおぞらネット銀行)宛て振込手数料→何回でも無料
- 他行宛て振込手数料→月1回まで無料
簡単に条件をクリアできる「2テックま君」
▼2テックま君の適用条件(どれか1つの条件を満たせばOK)
- 円預金の残高30万以上
- 外貨預金の残高1万円以上
- Visaデビットの利用額1万円以上※
- 30歳未満の場合
※3ヶ月間の利用額の合計が1万円以上の場合に条件クリア(月額換算で約3,333円)
たったこれだけのことで、ATM出金が月5回&他行宛て振込手数料が月3回まで無料になります。
詳しくはこちらの記事で確認
GMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座は神サービス
GMOあおぞらネット銀行には「つかいわけ口座」というサービスがあります。
つかいわけ目的に応じて最大10口座まで作ることができて、ATMからの出金口座やデビットカードの引き落とし口座などが設定可能。
私の場合は以下のように設定しており、お金の管理がすごく楽になりました!
- ATMからの出金→「生活費」の口座から引き落とし
- 利息やATMからの入金→「普通預金」の口座へ入金
- Visaデビットカード→「デビットカード」の口座から引き落とし
- 証券コネクト口座への入金→「投資」の口座から引き落とし
実際に使ってみた感想はこちらで紹介
外貨普通預金の手数料&金利が圧倒的
○ヶ月や1年など、期間のしばりがない外貨普通預金の金利は、他の銀行と比べても圧倒的に高いです。
取り扱い通貨の金利
- 米ドル→1.5%
- ユーロ→0.001%
- 英ポンド→0.4%
- 豪ドル→1.2%
- NZドル→1.0%
- カナダドル→1.0%
- スイスフラン→0.001%
- 南アフリカランド→4.0%
※2019年5月末日時点
▼外貨普通預金(米ドル)の場合
※手数料(為替コスト)は、分かりやすいように1ドル=100円で円換算して表記しています。
銀行 | 手数料 (為替コスト) 1ドルあたり※ | 金利 (2019年 5月末日 時点のレート) |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.02円 | 年1.5% |
住信SBIネット銀行 | 0.04円 | 年0.7% |
ソニー銀行 | 0.15円 | 年0.7% |
ジャパンネット銀行 | 0.05円 | 年0.4% |
りそな銀行 | 0.20円 | 年0.45% |
三菱UFJ銀行 | 0.25円 | 年0.2% |
みずほ銀行 | 0.40円 | 年0.2% |
三井住友銀行 | 0.50円 | 年0.2% |
楽天銀行 | 0.25円 | 年0.01% |
新生銀行 | 0.15円 | 年0.01% |
証券コネクト口座(GMOあおぞらネット銀行×GMOクリック証券)
証券コネクト口座とは?
証券コネクト口座とは、同じGMOグループのGMOクリック証券と連携した円普通預金口座のこと。
GMOクリック証券とのやり取りが便利になったり、金利の優遇が受けられます。
証券コネクト口座のメリット
▼買付時
証券コネクト口座の残高は、GMOクリック証券の買付余力に自動反映されるので、GMOクリック証券の取引に利用できる。
▼売却時
GMOクリック証券での売却取引後、売却代金は受渡日に証券コネクト口座に自動で振り替えられる。
証券コネクト口座の残高には高金利が適用されるため、資金移動の手間なしでより多くの利息が受け取れる。
▼信用保証金維持率リカバリー
「〇〇パーセント以下に維持率が下がったら、〇〇パーセントまで回復させる」というような、信用取引の維持率を任意で設定することが可能。
▼追証や不足金の自動振替
信用取引の追証や不足金等が発生した場合は、証券コネクト口座から自動で資金を振り替えてくれる。
証券コネクト口座の金利は0.11%
証券コネクト口座内の預金残高に対しては、通常の金利の110倍である「年0.11%の優遇金利」が適用されます。
他のネット銀行×証券連携サービスと比較すると、その金利の高さがよく分かります。
名称 | 組み合わせ | 優遇金利 |
証券コネクト口座 | GMOあおぞらネット銀行×GMOクリック証券 | 年 0.11% |
マネーブリッジ | 楽天銀行×楽天証券 | 年 0.10% |
SBIハイブリット預金 | 住信SBIネット銀行×SBI証券 | 年 0.01% |
じぶん銀行自動引落(口座振替)※リアル版 | カブドットコム証券×じぶん銀行 | 年 0.01% |
▼6ヶ月間は金利が年0.15%にアップ!
証券コネクト口座は預金保護制度の対象
私たちが銀行に預けている預金は、預金保護制度によって、銀行ではなく国が元本保証してくれます。
一般預金等(=金利が付く円預金など)は、1つの金融機関で1人当たり元本1,000万円までとその利息等が保護されます。
金融庁のホームページより
預金保険制度は、万が一金融機関が破綻した場合に、預金者等の保護や資金決済の履行の確保を図ることによって、信用秩序を維持することを目的としています。
定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり、1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
証券コネクト口座の預金についても、一般預金等にあたるので預金保護制度の対象になります。
これは、GMOあおぞらネット銀行のホームページにも明記されていることです。
本預金には元本保証があり、預金保護制度の対象です。当社にお預け入れいただいている他の預金保険の対象となる預金(決済用預金を除きます)と合算して、元本1,000万円までとその保険事故発生日までの利息が保護されます。
証券コネクト口座の預金もカスタマーステージの判定に使える
ATM出金&他行宛て振込手数料が月7回まで無料になる「3テックま君」では、必ず300万円以上の円預金残高が必要になります。
この「円預金の残高300万以上」の対象についてですが、証券コネクト口座の預金残高も対象に含まれます。
こちらについても、GMOあおぞらネット銀行のホームページで明記されていることです。
円預金残高とは、円普通預金、円定期預金、証券コネクト口座の合計残高で判定いたします。
▼3テックま君での無料回数
- ATM入金(預け入れ)→何回でも無料
- ATM出金→月7回まで無料
- 同行(GMOあおぞらネット銀行)宛て振込手数料→何回でも無料
- 他行宛て振込手数料→月7回まで無料
▼6ヶ月間は金利が年0.15%にアップ!
GMOあおぞらネット銀行のデメリットは提携ATMの少なさ
GMOあおぞらネット銀行には、デメリットが1つだけあります。
それは、提携ATM(=GMOあおぞらネット銀行のキャッシュカードが使えるATM)の少なさです。
サービスを開始した2018年7月はセブン銀行ATMのみ、2019年3月からイオン銀行ATMでも利用できるようになりました。
サービス開始からまだ1年も経っていないため、提携ATMが増えていくには少し時間がかかりそうです。
例えば、住信SBIネット銀行の場合は、以下のような感じで提携ATMが増えていきました。
▼住信SBIネット銀行の提携ATM
- 2007年9月の営業開始→セブン銀行ATM
- 2007年10月→ゆうちょ銀行
- 2008年7月→イーネット、ローソンATM
- 2013年1月→ビューアルッテ(JR東日本)
- 2015年1月→イオン銀行ATM
GMOあおぞらネット銀行の提携ATM
▼セブン銀行ATM
セブンイレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイ系列のお店を中心に設置されている。
全国各地に約2万4,000台が設置されており、これはゆうちょATMにつぎ2番目に多い台数。
▼イオン銀行ATM
イオンやミニストップ、マックスバリュやザ・ビッグなど、イオン系列のお店を中心に設置されている。
GMOあおぞらネット銀行 | 詳細 |
提携ATM | セブン銀行ATM イオン銀行ATM |
入金手数料 | 何回でも無料 |
出金手数料 | 月2~15回まで無料 以降は108円/回 |
振込手数料 | 同行(GMOあおぞらネット銀行)宛て振込手数料は何回でも無料 |
他行宛て振込手数料は月1~15回まで無料 以降は154円/回 | |
普通預金金利 | 年0.001%(証券コネクト口座なら年0.11%にアップ) |
その他 | 年会費無料のVisaデビットカードが利用可能 |
つかいわけ口座が最大10個まで作れる | |
ランクに応じてATM&振込手数料の無料回数が増える | |
公式サイト | GMOあおぞらネット銀行 |
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